ヨハン・クライフはよく言っていたようで。
「バックパス(後に出すパス)が多いチームはポジショニングが悪い。」
パスの方向は概ね3種類ある。
前に出すパス。
横に出すパス。
後に出すパス。
バックパスをするということはポジションングが悪い証拠にもなる。
バックパスをするということは前線へのパス、前にパスを出せない時がほとんどです。
前線の選手のポジションが間違っている証拠にもなる。
ゲームの中でバックパスが増えるということはポジショニングが悪い証拠だ。
ボールを持っている人にバックパスをさせた容疑者はボールを持っていない10人になる。
ここにはバックパスという証拠もある。
ボールの行き先を決めるのはボールを持っていない選手達(他10人)が決めることになる。
パスが前線、前に進めることができないということはそのボールを持っていない選手たちの罪でもある。
パスをもらえるポジショニングともらえないポジショニング、その違いは数歩の差でしかないはず。
その数歩の労を惜しんで、ポジションを動かない人はサッカー選手としては罪人に等しい、犯罪者だ。
かつてミスターレッズと呼ばれた某選手がインタビューで語っていた。
自信を失った時、敵に隠れるようにしてパスを受けられないようにしたことがあると。
サッカーをやったことがある人なら気持ちはわかると思いますが、罪を認めて容疑確定です。
話はそれましたが、その数歩の差の精度(ポジショニングの精度)を高めるための練習方法があります。
6対6のハーフコートでのミニゲームが正しいポジショニングを身につける最適の練習方法。
少ない人数でゲームをやるので、いわゆる全習法。
なぜ6対6か?
7人だとフリーな選手がすぐにできる。
5人だとボールをキープすることが困難になる。
6人だとフリーな選手ができるギリギリ、ボールをキープすることができるぎりギリギリ。
常に集中をしていないとすぐにボール失うギリギリで、絶妙な人数。
ワンタッチパス、ショートパス、ボールを受けるためのポジショニングの細かい修正。
そして、ボールを取られた時の相手へのプレスのかけ方まで学べる最適の練習方法になる。
近年、ストリートサッカーで出てくるような選手が少ないため、練習メニューとして
ルールにストリート要素を取り入れた全習法的なミニゲームを取り入れるチームも増えているとか、いないとか。