ポジショナルプレーに欠かせない練習方法のロンドとは?6人が重要

現在はあらゆるチームで取り入れられている練習方法ロンド。
正確なポジショニングを磨くためFCバルセロナではクライフ監督時代から脈々と受け継がれている伝統的な練習方法。

日本ではロンドのことを「鳥かご」とよんでいるところもあります。
想像するのはほぼ下の図のような4対2。

ただこの練習方法では正しいポジショニングをとる練習にはなりません。
ウォーミングアップや味方の足下(遠い足を狙ってパスすること)にパスを出すときの基本程度の練習にしかなりません。

バルセロナに行った時、以前のバルサBの本拠地ミニエスタディでバルサBのゲーム前に本物のロンドをはじめてみました。
かなりの衝撃を受けました。
ロンドはボール回し、4対2だと思っていたらかなり毛色の違うボール回しでした。
バルセロナに長年住んでいるバルサ通の方にロンドのルールについて確認したところ。

基本は枠の中にいる赤4対青4のツータッチボールでの回しです。
外にいる黄の2人はフリーマンとして参加、彼らはワンタッチ。ボールをもったら外の2人を使える。
基本は枠内の4対4なのですが、6対4になるのです。ボールを持っている側が常に6になる。
ほぼ永遠にボール回しができる練習方法。

クライフはこの6人という数が練習では絶妙なバランスを生むとも言っていたとか。
6人という絶妙なバランスで自然とポジショニングの精度を高めることがロンドの最大の目的。

ロンドは単なるボール回しではない
ペーパーC級コーチ
日本サッカー協会(JFA)のC級コーチライセンスを取得してから一度たりとも指導経験がない。コーチングライセンスの更新に必要な40ポイントをどう取得しようか毎日悩んでいる。海外を中心に毎週2、3試合サッカーをテレビ観戦し、新戦術の動向を探っている。学生時代、スポーツ経営学を学んだこともあり、最近はサッカークラブ経営にも興味津々。そんなペーパーC級コーチが様々な角度から「サッカーとは何か?」を考えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です